Shadowrocketの設定をバックアップして機種変更する方法|iCloud同期・設定ファイルの書き出し

iCloud同期、設定ファイルの手動書き出し、新しい端末での復元方法を解説。移行後に確認したいサーバーやルールもまとめています。

この記事の要点

機種変更の前に現在の設定ファイルを保存し、HomeにあるサーバーとSubscribeのURLを別途確認します。新しい端末ではファイルを復元して設定を選び、最後に接続とルーティングを検証してください。自分のサービスとサブスクリプションを利用している方を対象に、Shadowrocketの移行手順を解説します。iCloudでクラウド上のファイルを確認する方法と、独立したコピーを保存する手動書き出しのどちらを使う場合も、新しい端末で実際に開いて検証することが大切です。

1. 設定ファイル・サーバー情報・接続設定を区別する

設定のバックアップは、ファイルを1つ保存すれば移行がすべて完了するというものではありません。Configの設定ファイルには、ルールやDNS設定などが含まれる場合があります。一方、Homeのサーバーやサブスクリプションの配信元、Settingsのアプリ設定は別途確認が必要です。ファイルに何が含まれているかは、ファイルを開いて確認してください。ファイル名だけで判断することはできません。

特に、「ルールが残っていること」と「利用中のサービスに接続できること」は分けて確認しましょう。[General]と[Rule]だけのファイルを読み込んでも、Homeのサーバー認証情報が自動で補われるわけではありません。逆に、サーバー情報を復元できても、以前のカスタムRuleが有効になっているとは限りません。

3つの確認先
Home・Config・Settingsをそれぞれ確認
2つの方法
iCloud上のファイルから復元・ファイルを手動で読み込み
4つのキーワード
DOMAIN-SUFFIX、GEOIP、IP-CIDR、FINAL

まずファイルの内容を確認し、移行が必要な項目を見極める

旧端末でバックアップする設定を開き、サーバー定義や認証情報が含まれているか確認します。含まれていない情報は、自分のサービス資料やサブスクリプションから別途復元し、アプリ設定も確認項目に加えてください。

2. 機種変更前に復元可能なバックアップを作成する

旧端末で現在正常に使えている設定を確認してからバックアップします。名前が似ている別のファイルを誤って書き出さないようにしましょう。設定名、Global Routingの選択肢、選択中のサーバーまたはポリシーグループ、Settings → On Demandの条件を記録しておくと、復元後の照合に役立ちます。ただし、記録しただけでアプリデータが同期されるわけではありません。

  1. Configを開いて使用中のファイルを確認し、内容を表示します。ルールを編集した直後なら、先に保存してから戻って確認してください。
  2. Homeで引き継ぎたい手動追加サーバーとSubscribeの配信元を確認します。手動追加したサーバーについては、アドレス、ポート、パスワード、UUIDなどを自分の資料から再取得できることを確認してください。
  3. 現在のGlobal Routingの選択肢を記録します。Config、Proxy、Direct、Sceneはそれぞれ異なる動作です。機種変更後に選択されている項目を個別に確認してください。
  4. Settings → On Demandを開き、有効・無効の状態と接続条件を記録します。新しい端末で最初に動作確認するときは、原因の切り分けに影響しないよう手動で接続してください。
  5. 設定ファイルの独立したコピーを保存し、保存先から開き直して内容全体を確認します。名前だけが表示される状態や、アクセスできないクラウド上の項目だけでは不十分です。

3. iCloud同期:権限を確認してからクラウド上のファイルを検証

iCloud同期を使うと、同じiCloudアカウントを使用する端末間で設定ファイルを利用できます。ただし、アプリのすべての状態が移行するわけではありません。iCloud Driveにファイルがあること、Shadowrocketでファイルを開けること、Configでそのファイルが選択されていることは、それぞれ別に確認が必要です。

  1. 旧端末のシステム設定でApple AccountのiCloud設定を開き、iCloud Driveが有効になっていることを確認します。iCloudの使用を許可するアプリの一覧で、Shadowrocketの権限も確認してください。システム設定内の項目名や分類は、使用中の端末の表示に従ってください。
  2. Shadowrocketに戻り、ConfigでiCloud上のファイルの場所やファイル操作の項目を確認します。項目名はアプリの実際の表示に従ってください。「ローカルに保存」を選んだだけでは、アップロード済みとは限りません。
  3. システムのファイル選択画面からコピーを保存する場合は、iCloud Drive内の自分のフォルダを選択してください。本体内のみに保存されたファイルは、iCloudにサインインしていても自動でクラウドにコピーされません。
  4. 新しい端末でもiCloud Driveとアプリの権限を有効にし、同じファイルの場所を開いてファイルが利用可能になるまで待ちます。クラウド上の項目が表示されたら、一覧の名前を見るだけでなく、ファイルを実際に開き、ルールの末尾まで確認してください。
  5. 利用可能なファイルを読み込むか、現在の設定として選択し、Homeのサーバー情報を確認します。ファイルとサーバー情報はそれぞれ別に復元状況を確認してください。

新しい端末にファイルが表示されない場合は、アカウント、保存場所、権限、ダウンロード状況を分けて確認します。2台の端末で異なるiCloudアカウントを使用している場合や、旧端末のコピーがローカルフォルダに保存されている場合は、Configを何度開いても解決しません。iCloudの空き容量とネットワーク状態を確認したうえで、旧端末のファイルがクラウド上の場所に保存されているか確認してください。

4. 手動で書き出す:ファイルを保存して内容を確認

手動での書き出しは、移行前の設定をスナップショットとして保存したい場合や、iCloud上のファイルを利用できない場合に役立ちます。対象はConfigの設定ファイルです。Homeにある個別サーバーの共有リンクとは、保存される情報が異なるため、相互に代用することはできません。

  1. Configで保存するファイルを見つけ、そのファイルの操作メニューを開きます。アプリに用意されているファイル共有または書き出し機能を使ってください。具体的な操作名や場所は、現在のアプリの表示に従ってください。
  2. システムの共有シートで「ファイルに保存」を選び、自分がアクセスできるフォルダに保存します。見分けやすいファイル名を付け、元の拡張子は変更しないでください。
  3. 「ファイル」アプリから保存したコピーを開き、[General]、[Rule]、最後のルールを確認します。元の設定にほかのセクションがある場合は、それらも項目ごとに確認してください。
  4. 新しい端末からアクセスできる場所にコピーを移します。次に、システムの共有シートまたはConfigのファイル読み込み機能からShadowrocketに渡し、読み込み後の内容を確認してください。
  5. Configでそのファイルを選択してから、接続テストを行います。読み込みが完了しただけで、元のルールがリクエストに適用されていると判断しないでください。

以下はルールセクションの構造を確認するための最小例であり、サービス設定一式ではありません。サーバーのアドレスや認証情報は含まれておらず、利用中のサービス情報の代わりにはなりません。実際の移行では自分の元ファイルを使い、この例で正常に使えている設定を上書きしないでください。

[Rule]
DOMAIN-SUFFIX,example.com,PROXY
IP-CIDR,192.168.0.0/16,DIRECT,no-resolve
GEOIP,CN,DIRECT
FINAL,PROXY

DOMAIN-SUFFIXはドメインのサフィックス、IP-CIDRは指定したIPアドレス範囲、GEOIPは接続先IPの地理的な位置情報に基づいて判定します。FINALは最後のルールとして適用されます。ルールは上から順に照合されます。ファイルが揃っているように見えても、順序、ポリシー名、現在のモードを確認してください。

5. 新しい端末で復元:ファイル・サービス・システムの許可を分けて確認

新しい端末のShadowrocketはApp Storeから入手してください。アプリは買い切り型の商用クライアントです。アプリの購入と通信サービスの契約は別であり、購入または再ダウンロードしても、自分のサービス設定が自動で作成されるわけではありません。iPhone、iPadなどの互換デバイスのシステム要件は、App Storeの掲載内容を確認してください。

アプリを入手 ファイルを復元 サービスを確認 接続を許可 ルーティングを検証
  1. 初回起動後、まずConfigのファイルを復元し、内容を確認して選択します。旧端末と独立したバックアップは手元に残し、元の資料はすぐに削除しないでください。
  2. Homeで自分が利用しているサーバーまたはSubscribeを復元します。サブスクリプションURLは認証情報です。本文のhttps://example.com/sub?token=xxxxは形式を示すだけの例であり、利用できるサービスではありません。
  3. サブスクリプションを更新し、サービスが引き続き有効か、サーバー情報が揃っているかを確認します。更新後の一覧が旧端末と異なる場合があるため、以前選択していたサーバーも改めて確認してください。
  4. システムの案内に従ってVPN構成の追加を許可します。設定ファイルを復元済みでも、新しい端末で接続を許可する手順は、その端末に表示される案内を確認してください。
  5. ルールを検証するには、Global RoutingでConfigを選択していることを確認します。先にProxyでサービスへの接続を確認した場合は、Ruleを検証する前にConfigへ戻してください。

読み込み後にポリシー名が一致しない場合は、Ruleが参照する名前が現在の設定内に存在するか確認します。カスタムポリシーグループ名は参照先と一致させてください。一方だけを変更しないようにしましょう。サブスクリプションの更新でサーバー名が変わった場合は、関連するグループのメンバーと選択状態も確認してください。

6. 移行後にルール・DNS・On Demandを確認

確認時はネットワーク環境を固定し、一度に変更する項目を1つに絞ります。まず選択中のサーバーで接続できることを確認し、次にRuleの適用状況を調べ、最後に自動接続の条件を戻します。DNS、サーバー、On Demandを同時に変更すると、状態が改善しても原因を特定できません。

Configとルールの確認

確認項目
Config
モード
Global Routing → Config
順序
個別のルールを先に置き、FINALを末尾にする
ポリシー
参照名が現在の設定内の定義と一致している
DNS
[General]の既存設定を確認する

読み込みの成功とルールの適用は、別々に確認する必要があります。

接続と自動起動の確認

サービス
Homeで現在の選択を確認する
認証情報
自分のサービス資料と一致している
許可
新しい端末でVPN構成の追加を許可する
自動接続
Settings → On Demand
ネットワーク環境
Wi-Fiとモバイル通信をそれぞれ確認する

まず手動接続で確認し、その後、必要なOn Demand条件を戻してください。

  • プロトコルの項目:元のShadowsocks、VMess、VLESS、Trojan、Hysteria2、WireGuardの種類を維持してください。サーバーアドレスとポートが同じでも、異なるプロトコルの項目を流用できるとは限りません。パスワード、UUID、TLS名、鍵などは、自分のサービス資料で確認してください。
  • DNSと外部リソース:設定がリモートのルールリソースや外部ファイルに依存している場合は、それらを取得できることも確認してください。設定ファイルのコピーがあっても、外部リソースがすべて新しい端末に保存されているとは限りません。
  • リクエストの記録:リクエストを再実行した後、アプリ内の該当する記録で接続先、ルール、ポリシーを確認します。DIRECTと表示されても、ルール上の想定どおりである場合があります。すぐに接続障害と判断しないでください。
  • On Demand:手動接続が成功したら、実際に使用するWi-Fiまたはモバイル通信に切り替えて、条件による接続動作を確認します。旧端末とネットワーク条件が異なる場合は、以前の条件を見直してください。

最後に新しいリクエストを実行し、移行が完了したか確認する

旧端末のバックアップを保管したまま、復元した設定を選択し、判別しやすいリクエストを新たに実行してポリシーの記録を確認します。ファイル、サービス、ルーティング、自動接続が想定どおりに動作したことを確認してから、旧端末の資料を整理してください。

7. 設定の復元に関するよくある質問

iCloudにファイルがあるのに、Homeにサーバーが表示されないのはなぜですか?

まずファイルを開き、サーバー定義が含まれているか確認します。ルールと全般設定だけが保存されている場合は、Homeに戻り、自分が利用しているサービス資料またはSubscribeからサーバー情報を復元してください。Configのファイルが見えることと、Homeのサーバー情報が復元されていることは別です。

元の設定を読み込んだのに、すべてのリクエストが同じポリシーになるのはなぜですか?

まずGlobal Routingを確認します。ProxyまたはDirectが選択されている場合はConfigに切り替えて、リクエストを再実行してください。次に、選択中のファイル、Ruleの順序、FINALを確認します。Sceneは利用状況に合わせて設定を確認してください。Configと同じ意味の選択肢ではありません。

新しい端末にクラウド上のファイルが表示されますが、開けません。再度読み込めばよいですか?

まずシステムの「ファイル」アプリで、ファイルをダウンロードして開けるか確認します。iCloud Driveの権限、ネットワーク、空き容量も確認してください。ファイルが利用可能になってからShadowrocketに読み込ませます。利用できないクラウド上の項目を何度も読み込んでも、ファイルのダウンロードにはなりません。

サブスクリプションの更新後、以前選択していたサーバーが見つからない場合はどうすればよいですか?

自分のサービス資料と照らし合わせ、更新後の一覧にサーバーがあるか確認します。名前が変わった、または削除された可能性も確認してください。有効なサーバーを選び直し、カスタムポリシーグループのメンバーも確認します。以前の名前を手入力し直すだけでは、サービスの復元は完了しません。

書き出したファイル全体をほかの人に送って確認してもらえますか?

まずファイルにパスワード、UUID、秘密鍵、サブスクリプションのtokenが含まれていないか確認してください。Ruleの問題を相談するときは、関連するルール部分を伏せ字にし、発生している状況だけを共有します。認証情報を含む項目は公開せず、バックアップの原本は自分で管理できる保存先に保管してください。

Shadowrocketの入手方法と初期設定

正規アプリの確認ページで、デベロッパ名Shadow Launch Technology Limited、公式アイコン、アプリID 932747118を確認してください。当サイトではサーバーやサブスクリプションの提供、販売、推奨は行っていません。自分の設定を復元した後、チュートリアルに沿って初回接続とルール設定を確認できます。

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